プラセンタの安全性
プラセンタと献血
安全性が高いとされているプラセンタですが、日本ではプラセンタ注射を行った事がある人は献血が禁止されています。2006年に厚生労働省が決めた事で、ヤコブ病対策として取り締まられています。
ヤコブ病は狂牛病として知られている病気で、脳にあるプリオンというタンパク質が変質して、脳の正常な組織が破壊されてしまう病気です。ヤコブ病に感染してしまうと、意識障害や運動失調といった日常に支障がある症状が生じ、徐々に進行性の痴呆症状が現れてくるのが特徴で、目や耳などにも障害が生じます。
プリオンの変質が原因である事はわかっていますが、詳しくは解明されていないため、現在は治療法もなく短期間のうちに死亡する確率が高いとされている恐ろしい病気です。 ヤコブ病は感染力の高い病気ですが、人間への感染経路としては、感染した動物を食べてしまったり、感染した人間の血液を輸血する事で感染します。
ヤコブ病の原因である異常プリオンは高熱で加熱すると、失活する事がわかっていますが、プラセンタの場合、高熱で加熱してしまうとプラセンタの有効成分まで破壊されてしまうので、高熱で消毒されることはありません。
この為、プラセンタ注射を受けた事のある人は、献血する事が禁止されているのです。ただ、これまでプラセンタ注射によってヤコブ病になったという報告は、日本だけでなく海外でもありません。プラセンタ注射をしたからといって、感染する確率は非常に低いのですが、万が一も考えて献血は禁止されています。